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2011年7月 1日 (金)

ー21世紀の歴史ー を読んで。 

今回は読書レビューのような。
読書感想文のような。。
最近、私の読んだ本について。。、

著者はフランスのミッテラン政権の
大統領補佐官も勤め、
ヨーロッパ開発銀行の初代総裁も務める。
2007年、サルコジ大統領の諮問委員会
「アタリ政策委員会」が設置され、
ヨーロッパ最高の知性との呼び声も高い。
著者、ジャック・アタリ氏の予見する
21世紀のこれからの世界について
書かれた本である。

注:これから、読もうと思っている人は
  ここから先へと進まないでください。笑

先ず、著者は過去の世界経済史から
経済を先導していった都会を中心都市と呼ぶ。
これまで9か所が文化人類発祥地と
考えられた中東から少しずつ西へ西へと
遷都していったとのこと。

1:ブルージュ→2:ベネチア→3:アントワープ→
4:ジェノバ→5:アムステルダム→6:ロンドン→
7:ボストン→8:ニューヨーク→9:ロサンゼルス

時代とともに中心都市はその役割を終え、
新たな条件を兼ね備えた都会が変わりに台頭し、
10番目の中心都市になる。
箸者は明確な都市名を指していないが
その文脈からはサンフランシスコかフロリダ辺りか?

ーこれからの世界ー
第一波
超帝国の登場
(全てマネーが制する世界で国の保障から、軍隊、サービスまで全て
 民営化してしまう)

第二波
超紛争の時代
(宗教間や民族、地域による紛争。インドや中国など自治分割する可能性)

第三波
超民主主義へ
(利他愛、世界規模の共同体と様々なNGO活動が隆盛になる)

筆者の予測する近未来とは、2015年頃から兆候が始まり
2030年~2050年にかけて大きく変わり始めると云うものだ。
預言者のように云いあてるではなく、
過去の歴史と現在から、それぞれの未来感を示している。

ー中国と日本の未来ー
今日、結党90年を迎える共産党が政権運営してきた中国。
現在の中華人民共和国の建国からは62年が経つ。
著者は2025年頃迄には事実上の単一政権も終焉を迎えるとしている。
根拠として1つの政権が過去に100年以上続いた
歴史はないとの事。
日本については核武装も含めた軍備増強され、2025年頃には
経済力について世界5位ですらないかもしれないそうだ。

他に、これからの企業像なども語られていて
面白い内容となっている。
細かい数値面等では既に外れてしまっている
こともあるが、大きな流れとして認識しつつ
これらの予見を反面教師として向き合うことが
この本の読解だと心得たい。

2030年になると私は63歳だ、2050年となると83歳。
さぁ、それまで生きながらえて
いられるのだろうか。。。
因みに著者は毎日チョコばかり食べ、
睡眠時間が2時間だというから、
体の方が心配になります。

楽しめた一冊でした。




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