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2017年12月

2017年12月 9日 (土)

ファッションが果たす役割について

昔からよく「名は体を表す」といって。

人や物についた名は、その本質を良く言い表わしたものと云われています。
私は、そこで「身なりは人なり」と、感じる事がしばしばございまして
今日は、私の「身なりは人なり」を、
感じたエピソードに少しお付き合いください。

この間、ある民放の番組の中で、
元CAさんが、実家の農家を継いで岡山で桃を生産してました。
そこへ、フードコンサルの方がいらして。
色々とアドバイスしながら、新規開拓のお手伝いなどを経て
天候不良による減産だったにも関わらず、
前年比99%の収入で乗り切れました。
と、番組の内容はこんな感じでメデタシ、メデタシ的でした。

その元CAの女性の方の表情と身なりが、
どんどんと変わっていくのが、観ていて面白かったです。
当然、番組の趣旨と余り関係が無い部分でしょうから、
ファッションアドバイスがあった訳でも、
専門のへアメイクの方による指南があった訳でも無いのです。

女性でしたし、元CAさんという潜在的なリテラシーが
備わっていたのでしょうが、
最初に登場した時と、最期の売上報告していた時とは
まるで変わってしまっていました。
最後の登場時なんて、ピンクのセーターに
首元スカーフでしたからね。笑
本当にステキな女性に大変身してました!
外部コンサルが入って、
首都圏の高級フルーツ店の店頭で
試食案内したり、外部接触を経験する事によって、
その女性自身に自信が芽生え始めたのでしょう。

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こんな話も思い出しました。
米国でしたかね、。
貧困層の女性向けに就活スーツを無料レンタルして、
就職支援する活動があるようです。
「衿を正す」じゃありませんが、
そうした支援によって就職率もアップして
社会貢献に寄与しているケースもあるようです。

昔、制服規制が厳しく定められた学生時分には、
「服の乱れは、生活の乱れ」なんて言われ、注意されたのを想い出しました。苦笑
ファッションが果たす心理的なプラス面について、
語られる事ってあまり無いかもしれませんが、
私は、多いに有ると信じています。
少しずつでも、ファッションが与える心理的な効果や成功事例など
期を見ながら紹介していきたいと思います。

2017年12月 5日 (火)

今ドキの男子スタイルについて

消費傾向は、その時代時代によって

変わっていくものである。

それは何もファッションに限った事ではない。
今日は、身の回りの日用品市場について
少し考察していきたいと思う。

日用品市場は堅調傾向にあるようで
日本石鹸洗剤工業会の調査によれば
2016年国内出荷額は前年比21%増の約1,053億円。
過去5年で1.5倍に増えた。
各社、除菌効果等の付加価値商品を
増やしている事に加え、
市場の成長を後押ししているのが
購入主体の多様化が挙げられる。

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イスラエル発のボディケアブランドを
展開しているSABONでも男性購入者の割合も多く、
先日オープンしたPAROCO_yaでは
男性専用コーナーが設けられているほど。
全購入者の3割くらいが男性といった店舗もあるほどだ。

花王は6月に初めて男性をターゲットにした
柔軟仕上げ剤「ハミングファインDEO EX」を発売。
柔軟剤は女性人気の花の香りが定番だったが
「男臭さ」を抑えるシトラスの香りを付けた。
同社調査では成人男性の半数が、
1カ月に1回以上自分で洗濯するという。

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経済産業省の化学工業統計によると、
2014年の男性皮膚用化粧品の販売金額は222億3,900万円で、
10 年前の 2004 年(130 億 2,100 万円)と比較して
70.8%の大幅増となった。
皮膚用化粧品合計の販売金額は 2014 年(6,807 億 200 万円)と
2004 年(6,348 億 1,900 万円)を比較し 7.2%増であることから、
男性皮膚用化粧品の市場規模の増加ペースが
群を抜いていることが分かる。

化粧品だけでなく、これまで女性向けとされていた
エステや脱毛など幅広い分野においても
メンズ向け市場は広がりをみせている。
また、今まで美容に気を使う男子=美意識の高い一部の若者、
というイメージがあったが、近頃の 30~40 代向け男性誌では
女性誌顔負けのスキンケア特集が組まれていたりする。
今や性別や年齢に関係なく、
外見に気を使うことはごく自然な事のようだ。

メンズファッションもこうした美容、ケア商品と組み合わせたような
ブランディングがこれからますます有望視されるのではないか。

http://shogyokai.jp/articles/-/158

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