世界の成人事情から考える日本の成人式
今年の成人式を賑わした衣装レンタル会社「はれのひ」の
社長による記者会見が行われた。
二度と起きて欲しくない事件でした。
二度と起きて欲しくない事件でした。
日本の「成人式」は大人と認められる儀式として
定着してきたのだが、諸外国ではどうなっているのか
簡単にまとめてみました。
韓国:
2012年に成人年齢が引き下げられ、現在の成人年齢は19歳。
因みに選挙権も19歳からとなっている。
韓国では5月の第3月曜日が「成年の日」とされていますが、
日本のように祝日にはなっておらず、式典なども行いません。
友達や恋人、家族と過ごす大事な日という位置づけのようです。
20世紀中ごろまでは「成年礼(ソンニョルレ)」と呼ばれる
成人を祝う儀式が行われていました。
成年礼では、男子はカッと呼ばれる冠をかぶり、
女子は髪を結い上げてチョッ(まげのこと)を作り、
かんざしをさす儀式が行われていました。
現在では、このような伝統的な成年礼を
行う地域は減少しています。
代わりに現代の韓国では、
男性が恋人に20本のバラの花・香水・ファーストキスの
“3種の神器”を送るそうです!
中国:
日本がかつて行っていた「元服」の儀。
日本と中国の歴史を考えてみればわかりますが、この文化も
古代中国から日本が輸入したものです。
では、現在の中国でも日本のように式典を行っているのかというと、
現在は中国では成人式はほぼ行われていません。
清王朝時代に満族が「冠礼(当時の成人式的儀礼)」を
禁止して行わなくなったのだとか。
現在、中国での成人年齢は18歳ということもあり、
ちょうど受験勉強で大忙しです。受験勉強の最中に
成人式に参加する余裕のある人は少ないでしょうから、
自ら進んで成人式をしたいという人も多くないのかもしれません。
最近では上海等、1月1日に行政区によっては成人式を
開催するところもあるようです。
イギリス:
イギリスでは1969年に成人年齢が21歳から18歳に引き下げられ、
18歳が成人年齢となっています。
選挙権も18歳から持つことができます。
成人を祝う式典はなく、誕生日を盛大に祝うくらい。
伝統的な成人年齢の21歳の誕生日に盛大に祝うそうです。
昔、成人すると家の鍵を持たされるようになったことの名残で、
バースデーカードに鍵のイラストが描かれていたり、鍵の飾りやネックレスの
プレゼントが贈られるようです。
米国:
国として成人を祝うイベントは有りません。
又、米国の場合州法によって取締り対象年齢が違うのも特徴のひとつ。
例えば犯罪に係わる「少年法」により犯人の名前や顔写真が
公開される年齢は、
・オレゴン州:12歳~
・ニューヨーク州:13歳~
・ミズーリ州、カリフォルニア州:14歳~
・イリノイ州:15歳~
の例があります。
「選挙」18歳~
「飲酒」21歳~
「喫煙」21歳~
「運転」16歳~
「結婚」18歳~
前述の通り州により違いますので、
これ以下の年齢から可能な州も多く存在します。
日本のように18歳(自動車運転免許、選挙、男子婚姻など)もしくは
20歳(飲酒、喫煙など)で全国一律ならば判りやすいのですが、
米国では法律によって幅が大きく、
また州によっても差があるので、日本の感覚での「成人」の判断は
非常に難しいですね。
全ての州で全てが解禁される年齢をもってするなら、
「21歳」ということになるでしょうか。
日本では選挙権が18歳に引き下げられましたが、
未成年者飲酒禁止法、同喫煙禁止法などの適用除外、
教員免許取得年齢や弁理士資格取得年齢などからの制限解消等々、
「20歳」が基準になっている法令は数多くあり、
朝日新聞は、「20歳成人」を見直す場合、
その対象になる法令は308に及ぶと報じている。
その対象になる法令は308に及ぶと報じている。
長い歴史の中から観ても「成人年齢」は、時代とともに変わっている。
平均初婚年齢や第一子出産年齢、健康寿命も変わっていくのだから、
その時代に見合った年齢設定も設けるのが好ましいのでは
無いでしょうか、。
今ドキの成人式について、まとめてみた物も有ります。
ご参考まで、。
↓
http://shogyokai.jp/articles/-/344
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