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2021年2月16日 (火)

【銀座オトナ女子着用実態調査】注目のワンピの着用率は1割!

先月の春分の日の銀座で撮影したストリートスナップのリポート第二弾。サンプル数100人(30代、40代)を目安に105人撮った。今回のリポートは注目トレンド、スタイリング、ボトムスにフォーカスしてお届けしたい。

さらに勢いを増しそうな「柄者」

今まで無地ボトム一辺倒だったレディスボトム市場もチェック柄のスカートから、花やレオパードといった総柄ボトムの着用が目立ってきた。特に花柄に関しては、大人エレガンス、甘めフェミニンとテイスト横断的に広がりつつある。それぞれのテイストに合った柄の大きさや密度、素材選定が重要で、これから夏に向けてさらに増えていきそうな勢いを感じる。

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注目はネオ・レオパード

3年前にZOZOTOWNが調べた調査結果によれば、ヒョウ柄商品の購入額が一番高かった県はなんと埼玉県。大阪じゃなかったの?なんて意外な結果も思い出します。(大阪は2位でした)

そして近ごろ出没しているのがレオパード柄、旧態依然のヒョウ柄と何が違うのかといえば、あまりアニマル臭のしないスマートなデザインが特徴。大きさや色も含めて、変形ドッド(水玉)くらいの感覚で着こなしていくのが新しい。

いずれにしても個性的なデザインとして世には「花好き」、「アニマル好き」も要れば、「~嫌い」も同様に存在する。そのどちらでもない人も含めて「着てみても良いかな!?」、「買ってみようかしら」と、思わせるほどに盛り上がるのか注目したい。

 

銀座大人スニーカー女子は28人

空前絶後のスニーカーブームである。休日の銀座へお出かけシーンでもスニーカー着用率は3割弱だった。写真で特集したようにフェミニンアイテムのスカート、ワンピにもスニーカーを合わせるのも、90年代トレンドのリバイバルだ。そして今のオトナ女子の気分はスニーカーから得られる履き心地の良さや開放感を楽しんでいるのである。

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春先に映える純白ホワイト

そこで、今回スニーカーを履いていた28人を一部抜粋、まとめてみた。スニーカーとひと言でいえども年齢や着用シーンで選ばれるデザインも異なる。銀座オトナ女子の一番人気は、レザータイプの上質感のあるスニーカー。着合わせやすさとキレイ目な印象は銀座街と好相性なのだろう。カジュアルな印象のキャンバス素材ではクロの方が4人と人気。  これも場所、対象年齢による特徴なのかアクティビティなスニーカーとは反対の結果に終わった。最期にヤングトレンドの厚底スニーカーは2人とレオパード柄程度の出現人数に終わった。

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ロングスカートが1番人気

今回、ボトムで一番着用者が多かったのがスカート。スカート丈は短い順からミニ丈=6、ニー丈(膝)=12、ミモレ丈(ふくろはぎ)=12、ロング丈=15人と長い丈のトレンドはこの春も継続。写真2位のような春を感じさせるボトムの定番はホワイトジーンズ。今年はジーンズ以外に、スカートやアウターでもホワイトが人気。バスクデザインのニットにスニーカーを合わせるあたりも今年らしい着こなし。写真3位のチェックのシャツアウターを羽織ったカジュアルなスタイリングも、ネイビーボトムでキチンと感で整えるのが大人カジュアルの基本。銀座らしい着こなしに好感が持てる。

ワンピース着用率の今後

冒頭で触れたファッショントレンドの着用人数は105人中4~2人で着用率にしても2~4%くらいの話。そうした中で10.5%の着用率は立派なヒット商品といって良い数字だろう。キレイ目なよそ行きからシャツ、Tシャツ、ドッキングも含めると、ファッションテイスト横断的な着こなしとして広がりつつある。しかし、これから気温が上昇していく中で、ボトム一体型のワンピースはもたつき感から敬遠されがち。代わって、ロングシャツやTシャツが台頭しそうな平成最後の春の銀座だった。

(2019年4月10日に執筆したものです)

 

 

 

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